2010年 07月 25日
越後屋 |
サブカルとは?
メジャーではない文化。
しかし、あまりにもマイノリティ過ぎて理解できないものを、不特定多数の方々が読んでいるblogで発信するのもどうか?という、逆説的な矛盾にさいなまれます。
ギンギラギンなのにさりげない、天使のような悪魔の笑顔のギリギリ鍔際のせめぎ合い。
今回も共感度数低過ぎますが、愛して止まない音楽を紹介します。
サブカル音楽編。
極☆私的、関西ゼロ世代(関西アンダーグラウンドミュージック)の最高峰。
越後屋
96年京都にて活動開始。幾度かのメンバーチェンジの末、2002年10月現在、 藤井(Vo.G)・阿佐田(Ds)・桜井(G)・田川(B)という布陣に。大阪、京都を 中心にライブを展開中。
演奏はエモーショナルで破壊的だが、透き通ったメロディーと構築美あふれる ギター・ワークは極めて現代的である。それでもどこか暖かい質感がするのは、 決して文学的にも直情的にもならない誠実な日本語の歌詞があるからだろう。 これはバンドの大きな魅力である。
音楽的にはSONIC YOUTHやMy Bloody Valentineなどの90'sオルタナティヴ からNEU!、クラフトワークなどのクラウト・ロックやプログレッシヴ・ロック、 ニューウェーヴ/ノーウェーヴからの影響もかいま見られる。しかし、彼らの音楽的 嗜好は全く時代に流されず面白い音を追究し、幅広いものだ。 Dsの阿佐田は音響/プログレから関西インディーシーンのコアなバンドに精通しており、 中心人物である藤井はMY LITTLE LOVERが好きだと公言していたりする。90年代の サンプリング的な考え方から完全にエスケープしたバンドで、かつ音楽的な演奏と ポップ・センスを持ち合わせているのは越後屋だけかも知れない。
彼らは日本のロックを変えるだろう。まずはくるりレーベル"NOISE MAcCARTNEY RECORDS" からリリースする2001年に制作されたデモ音源を聴いていただきたい。
推薦:岸田 繁(くるり)
初めて見たのは、メジャーデビューしたてのスパルタ・ローカルズのツアーの対バン。
十三FANDANGO。
完全にメインアクトを食う?というか惑わせるパフォーマンス。
その後続く大物アーティスト
(くるり/THA BLUE HERB/遠藤賢司バンド/ REI HARAKAMI/MO'SOME TONEBENDER/BRAHMAN/DRY&HEAVY )
との共演にも、全く引けを取らない歌舞伎っぷり。
インプロ(即興演奏)的要素も強く、毎回観るたびに生き物のように変化するライブに、何度も足を運んだものでした。
「関西ゼロ世代」というフレーズは、良くも悪くも「色物」的な扱われ方をされますが、
越後屋は違いました。
音楽的なテクニック、センス。ズバ抜けていたのです。
これ程の緊張感の中で音楽が成り立っているバンドは他にはいないでしょう。メンバー4人全員が同じロープの上を綱渡りをしながら一緒にバランスをとってる感じ。信頼したメンバーとの駆け引きによって生まれる瞬間々がグルーヴを告ャしています。
そんな、凄いけど難解で終わる可柏ォのある楽曲たちが、これだけ美しくポップになり得ているのは、(Vo.G)藤井の透き通ったメロディーと歌詞があるからでしょう。はっきり言いましょう、越後屋は歌モノです。そして現代的ポップセンスを持っています。
年齢的には僕達くるりと同じくらいで、聴いてきた音といえば、普通に90年代オルタナティブロック、ソニックユース、マイブラなどはもちろん、プログレ、ニューウェーブ、ジャズ、その途中に出てきた、ポストロック、ブレイクビーツ、エレクトロニカなどをただ新しいものとしてからだけではなく、自分達のルーツの延長線上で深く消化できているバンドであると思います。
90年代から完全に脱却できた、何の焼き直しでもない音だと思います。ぜひ聴いてみて下さい。
くるり/佐藤征史
音源、ライブパフォーマンスの危うさそのままに、
これから!という時期に速攻でメンバーチェンジ、そして解散。
you tubeで動画も見れなければ、タワレコで音源すら並んでません。
まさに伝説!!
音源はここから入手可能。
http://www.badnews.co.jp/main/ja/public/cgi-bin/artist_main.cgi?ad=1053404577
「オリジナリティ」という物が、バンドをする最大にして最高のモチベーションなれば、
越後屋レベルのオリジナリティはそうそう生まれません。
東の「54-71」、西の「越後屋」と勝手にカテゴライズしてました。(笑)
同時代、同世代の若きパフォーマーに心を奪われたのは、もう8年位前の話です。
越後屋ラブ。
最高です。
design vintage/counter culture
TEL:078-332-9592
EMAIL:info@design-vtg.com
JeJe
TEL:078-332-9757
E-MAIL:info@jeje-web.com
メジャーではない文化。
しかし、あまりにもマイノリティ過ぎて理解できないものを、不特定多数の方々が読んでいるblogで発信するのもどうか?という、逆説的な矛盾にさいなまれます。
ギンギラギンなのにさりげない、天使のような悪魔の笑顔のギリギリ鍔際のせめぎ合い。
今回も共感度数低過ぎますが、愛して止まない音楽を紹介します。
サブカル音楽編。
極☆私的、関西ゼロ世代(関西アンダーグラウンドミュージック)の最高峰。
越後屋
96年京都にて活動開始。幾度かのメンバーチェンジの末、2002年10月現在、 藤井(Vo.G)・阿佐田(Ds)・桜井(G)・田川(B)という布陣に。大阪、京都を 中心にライブを展開中。
演奏はエモーショナルで破壊的だが、透き通ったメロディーと構築美あふれる ギター・ワークは極めて現代的である。それでもどこか暖かい質感がするのは、 決して文学的にも直情的にもならない誠実な日本語の歌詞があるからだろう。 これはバンドの大きな魅力である。
音楽的にはSONIC YOUTHやMy Bloody Valentineなどの90'sオルタナティヴ からNEU!、クラフトワークなどのクラウト・ロックやプログレッシヴ・ロック、 ニューウェーヴ/ノーウェーヴからの影響もかいま見られる。しかし、彼らの音楽的 嗜好は全く時代に流されず面白い音を追究し、幅広いものだ。 Dsの阿佐田は音響/プログレから関西インディーシーンのコアなバンドに精通しており、 中心人物である藤井はMY LITTLE LOVERが好きだと公言していたりする。90年代の サンプリング的な考え方から完全にエスケープしたバンドで、かつ音楽的な演奏と ポップ・センスを持ち合わせているのは越後屋だけかも知れない。
彼らは日本のロックを変えるだろう。まずはくるりレーベル"NOISE MAcCARTNEY RECORDS" からリリースする2001年に制作されたデモ音源を聴いていただきたい。
推薦:岸田 繁(くるり)
初めて見たのは、メジャーデビューしたてのスパルタ・ローカルズのツアーの対バン。
十三FANDANGO。
完全にメインアクトを食う?というか惑わせるパフォーマンス。
その後続く大物アーティスト
(くるり/THA BLUE HERB/遠藤賢司バンド/ REI HARAKAMI/MO'SOME TONEBENDER/BRAHMAN/DRY&HEAVY )
との共演にも、全く引けを取らない歌舞伎っぷり。
インプロ(即興演奏)的要素も強く、毎回観るたびに生き物のように変化するライブに、何度も足を運んだものでした。
「関西ゼロ世代」というフレーズは、良くも悪くも「色物」的な扱われ方をされますが、
越後屋は違いました。
音楽的なテクニック、センス。ズバ抜けていたのです。
これ程の緊張感の中で音楽が成り立っているバンドは他にはいないでしょう。メンバー4人全員が同じロープの上を綱渡りをしながら一緒にバランスをとってる感じ。信頼したメンバーとの駆け引きによって生まれる瞬間々がグルーヴを告ャしています。
そんな、凄いけど難解で終わる可柏ォのある楽曲たちが、これだけ美しくポップになり得ているのは、(Vo.G)藤井の透き通ったメロディーと歌詞があるからでしょう。はっきり言いましょう、越後屋は歌モノです。そして現代的ポップセンスを持っています。
年齢的には僕達くるりと同じくらいで、聴いてきた音といえば、普通に90年代オルタナティブロック、ソニックユース、マイブラなどはもちろん、プログレ、ニューウェーブ、ジャズ、その途中に出てきた、ポストロック、ブレイクビーツ、エレクトロニカなどをただ新しいものとしてからだけではなく、自分達のルーツの延長線上で深く消化できているバンドであると思います。
90年代から完全に脱却できた、何の焼き直しでもない音だと思います。ぜひ聴いてみて下さい。
くるり/佐藤征史
音源、ライブパフォーマンスの危うさそのままに、
これから!という時期に速攻でメンバーチェンジ、そして解散。
you tubeで動画も見れなければ、タワレコで音源すら並んでません。
まさに伝説!!
音源はここから入手可能。
http://www.badnews.co.jp/main/ja/public/cgi-bin/artist_main.cgi?ad=1053404577
「オリジナリティ」という物が、バンドをする最大にして最高のモチベーションなれば、
越後屋レベルのオリジナリティはそうそう生まれません。
東の「54-71」、西の「越後屋」と勝手にカテゴライズしてました。(笑)
同時代、同世代の若きパフォーマーに心を奪われたのは、もう8年位前の話です。
越後屋ラブ。
最高です。
design vintage/counter culture
TEL:078-332-9592
EMAIL:info@design-vtg.com
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| 2010-07-25 01:07
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